フィンランドに行ってきました。昨年5月に続き2度目。
今回は、Jin Ohさんの作曲した新作をタンペレビエンナーレで初演するというプロジェクトで、箏奏者として演奏チームに加わりました。Jinさんはシンガポールの作曲家で、シベリウスアカデミーで学び、現在フィンランドで音楽活動をしています。昨年のフィンランドツアーでワークショップに参加してくれた、古琴グーチン奏者でもあります。ワークショップで山田流の音色をとても気に入ってくれて、今回のオファーとなりました。ご縁とは不思議なものですね。また山田流演奏家としてはとてもとても嬉しいことです。

さて、4月12日春の祭典が無事に終わり、その後成田23:05発のフィンエアでヘルシンキへ向かいました。
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12時間半ほどのフライト時間、北極点を通過し、ヘルシンキに着いたのは予定より早めの現地時間5時過ぎ。飛行機は満席なのにほとんどが乗り継ぎの人、ヘルシンキで降りたのはごくわずかで、到着ロビーまでの巨大な空港内が人気なく静まり返っていて、ちょっと不安になりましたが、、
まもなく迎えにきてくれた音楽監督グアンキーさんと無事に会えて、ホッとしました。

今回は12日間私一人の海外遠征でしたが、まあいろいろなことがあっても私って何でも受け入れる適応力があるってことに気づいたことと、体力もつきました人生というのは経験を踏んで、どんなシチュエーションも驚かなくなっていくってつくづく感じます。面白いなあ。臨機応変に何事も楽しまないとやっていけません。
それにしても今回一緒だった仲間がみんなずっと若い人たちだけど、歳関係なくほんとにいい人ばかりで、明るくて、人間的にも素敵ないい人ばかりだったことに感謝です。

演奏メンバーは、作曲で古琴奏者のJinさん、尺八はお馴染みのKiku Dayさん、フィンランドの楽器カンテレ奏者のSenniさん、そして私。
到着した13日月曜日から19日日曜日のタンペレビエンナーレのコンサート当日に向けて、Jinさんの家でなかなかストイックで、実に楽しくおかしな合宿生活が始まりました。

まあ何かしらアクシデントはあるもので、、
まず、箏は借りたけど箏柱がなかった夕方、やっと知り合いのカンテレ奏者から調達(昨年一緒に演奏した尺八奏者のオットさん兄妹とか)。海外で調達できるってまず有り得ない!ここヘルシンキだったからできたことです。で次に今度は借りた立奏台の楔がなくて、苦肉の策で紙を巻いて代用品にまあ幸いどれもなんとかクリアできたのでよかった、よかったわ〜
1時からリハーサルの予定が、夜7時過ぎいよいよ初日練習開始。
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翌日にはSenni Vesanenさんも合流、プロジェクトメンバーが皆会して、朝から夕方までこもってリハーサルのあとは一緒に食事をしました。
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ある日のランチ
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これがラクサ
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コンサートはとにかく初演でしたし、寝食共にして連日よく練習しました。
夜は10時ごろまで明るいので、練習を終えると気分転換に近くを散歩したり、早く終わった日は午後からヘルシンキの街へバスで出かけてぶらぶら散策しました。おかげで滞在中に公共の交通機関の乗り方も習得しましたよ!
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ヘルシンキ大聖堂
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ここからクルーズへ
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Kikuさんのお弟子さんと合流。素敵な景観の入江の公園
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かつては精神病院。今は、さまざまな若いアーティストがルームシェアしながら滞在し創作活動をおこなっているスタジオ。彼はここで創作活動を行う。
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渡鳥がたくさんいて、のんびりしています。


さて、いよいよ週末、コンサート前日の土曜日はタンペレへ移動。
ものすごい量の荷物と楽器ですよ!!
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それを各自背負って、バスや電車を乗り継いで移動する様は、本当にすごくてもう笑っちゃうの。みんな若いからね、小さなことは気にしない。とにかく経費削減ですね。さすがにタンペレからは主催者からお迎えの車がありましたが、この荷物!!日本なら考えられないです。
おかげで体力尽きました
特急に乗って約2時間弱。タンペレは大きな街です。メイン会場はムーミンミュージアムが入っているホール、市内各所にイベント会場があってコンサートが2日間にわたり終日開催されています。毎年行われているタンペレビエンナーレは現代音楽の新作発表の祭典のようなもの。参加にあたっては審査があって、Jinさんも初めての参加のようです。

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Tea/Loveというタイトルの付けられた作品は、お茶と音楽のコラボで、演奏者4人を囲むようにテーブルが配置されて、お客様がお茶を飲みながら音楽を聴くスタイル、俳優さんの声によるカップルの対話に合わせて音楽が4つの章で構成されて進行していきます。本番直前に電気の使い過ぎでブレーカーが落ちるという電気系のアクシデントと少しPCのトラブルはありましたが、会場には100名近いお客様・主催関係者がお越しくださり、音楽とお茶を楽しみ、企画音楽ともにたいへん好評でした。

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レビューはこちらからご覧になれます。フィンランド語ですが
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タンペレでは滞在中に自分たちのコンサート以外でビエンナーレの2つのコンサートを鑑賞することができました。
どれも満席で、たいへんな賑わいで、素晴らしいものでした。いずれも日本人が出演していらして、その点でも嬉しかったです。
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会場のNEKALABへ戻ってくる道にはかわいい家が並んでいます。
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家に戻ったのは夜11時近く、さすがに疲れましたが、好評だったのでビールで乾杯!!

翌20日月曜日はヘルシンキの文化週間に合わせて、いくつかのお茶のお店で、ワークショップをそれぞれに行い、火曜日には名残を惜しみつつ、Kikuさん、Senniさんはまたそれぞれの仕事場へと向かいました。


私は水曜日夜の尺八のAaro Haavistoさんとのコンサートが残っていたのでもうしばらく滞在。
空いた1日は1人でヘルシンキの巨大図書館Odiへ行ってヘルシンキの街を1日散策してきました。

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とにかく広ーい図書館

ゆっくり時間がながれていきます。
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向かい側に広場があって、シベリウスアカデミーとホールも。オブジェもすてき。

歩いて、岩の中にある教会、テンペリアウキオ教会
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カンピ教会、残念ながらお休みでした。
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最終日のコンサートは昨年ワークショップを行ったお茶のお店「Muyo」さんで、オーナーにも久しぶりにお会いできました。10名ほどのお客様が来てくださり、「さくらに寄せて」「千鳥の曲」「ほととぎす」そしてそれぞれソロを1曲ずつ。私は「万葉の恋歌」を演奏させていただきました。終わってから楽器に触れてもらったり、お客様との文化交流もあって楽しかったです。


Muyo でいただいた抹茶セット。お菓子がかわいい。
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コンサートを終えて、アーロとジンさん、マイムとオーナー
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全てのスケジュールを終えて、翌23日夕方、フィンエアで帰国の途につきました。
ああ、今回は長い滞在でしたが、楽しかった
ほんの少し若返ったかも
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このプロジェクトは次もあるらしいので、また次回同じメンバーと再会できるかな。
そして今度はどんな曲にチャレンジできるのか。
体力つけて、頑張るぞー


滞在記おまけ1
すぐ近くのもう一つのお茶屋さん「Teetao」。こちらでは緑茶をいただきました。
この黒い狐さん、お湯をかけると一瞬白くなるの!

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ほらね。
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おまけ2
イースターの頃に食べるお菓子「MAMMI」、チョコみたいだけどライ麦のお菓子。
好き嫌いがあるらしい。ココナツミルクを混ぜてまろやかにしていただくと美味しい。
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日本より少し寒かったけどフィンランドの春はすぐそこまできていました。
滞在中、よく散歩した近所の道はどこまでもまっすぐ。かわいい花がたくさん咲いていました。
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