感染症対策をしながら、さまざまな活動は粛々と行われております。 
2月、3月はおかげさまでいろいろと立て込んでまいりました。
今取り組んでいるのが、3月5日、6日に開催予定の国立劇場特別企画公演「詩歌をうたい、奏でる」です。 
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 私は、5日の公演で白拍子「水白拍子」(水猿曲)に出演します。
以前この今様を歌ったことはあるのですが、今回の企画では古譜からその旋律を復元し、当時の歌を再現する試みとなっております。私は女性の芸能師であった白拍子がうたった歌で、安斎省吾先生が復元されたものを歌います。白拍子というと静御前や、長唄「島の千歳」を思い浮かべられると思います。
今回は古い絵図を元に再現するようですので、衣装も楽しみです。
再現にあたって再認識したのは、白拍子とはリズムであること、この白拍子舞には和歌による乱拍子が一セットとして上演されたそうです。この和歌の部分については残されている資料が少なすぎて和歌にのこされたわずかな舞手の動きを創作された和歌のメロディーにのせて、小鼓との掛け合いで舞歌います。
ただいま絶賛稽古中です。

一昨日は国立の稽古場で2度めの合わせ、手探り状態から少しずつ形になってきました。
今回の相方は望月晴美さん。考証をてがける沖本先生もリモート参加で、国立劇場制作の石橋さんらと互いの意見交換と試演を繰り返しております。
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この日は大劇場で床に敷き詰める布地をチェック。
長袴でうまく動けるか。。。
誰もいない大劇場の客席は圧巻。市松模様に席が制限されています。
現代のプログラムの音楽担当をしている作曲家桑原ゆうさんが作品準備にいらしていて、はじめてお会いできました。記念に一緒に撮影。
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さて、来週は全体練習です。


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ライブ配信もあります。