動画で聴く日本の音シリーズvol.2「乱輪舌」をアップしました。

八橋検校(1614〜1685)作曲の箏器楽曲で、段物の一つです。 「輪舌」の本来の意味は雅楽の奏法からきたもので、本格の演奏法に対して、破格の演奏法をいいます。「六段の調」などの段物は、各段の拍子数が52拍子と一定であるのに対して、この曲は各段不定であり、段が進むにつれて次第にテンポを速め、時により不規則に変化していきます。 山田流箏曲と生田流箏曲ともに演奏されますが、山田流では12段、生田流では10段と段の分け方に違いがあります。 動画演奏は、山田流の乱輪舌(みだれりんぜつ)から抜粋演奏で、小鼓、能管による即興風なアレンジになっています。演奏はvol.1「ゆふ月」と同じメンバーで、動画編集は同じく芸大同期の貴音日佐世さんが手がけてくれました!
よかったらチャンネル登録もどうぞよろしくお願いいたします

演奏
下野戸亜弓(箏)
堅田喜三代(小鼓)
鳳聲千晴(能管)