リサイタルまで2週間を切りました。まだお席ご用意ができますので、ご興味ある方、チケットご予約がまだの方はご一報くださいませ。ホールチケットセンターでも取り扱っております

さて、今回演奏する「組曲 源氏物語によせて〜花宴〜」は、箏独奏「乱輪舌」、そして龍笛と箏による語り音楽「花の宴」、この物語の背景を踏まえた上で、最後に箏組歌「花の宴」を聞いて頂きます。
「乱輪舌」は組歌(裏組)の付け物として分類されており、組歌「花の宴」は裏組に分類されていますので、組曲としての関連性を持たせております。
語り音楽「花宴」は『源氏物語』の中でも源氏の君と朧月夜との出会いと再会の場面をオリジナル台本による語りと箏、龍笛の角田眞美さんと演奏いたします。創作部分といくつかの雅楽の古典曲を挿入しながら音楽構成しております。その中に芝祐靖先生が復曲した催馬楽「貫河」が全曲挿入されます。宮廷での花の宴、平安貴族の雅な生活を想像しながら、源氏と朧月夜との恋の行方をお楽しみくださいませ。
箏組歌「花の宴」はこの巻をテーマに、美しい6歌で時間の経過とともに見事に歌い上げています。

組曲「源氏物語によせて〜花宴〜」は全曲を通して約50分となります。途中休憩はありません。開演後、藤本教授による解説がございます。その後、会場への途中入場が難しくなりますので、開演時間に遅れないようにご来場のほど何卒お願い申し上げます

これまでにない構成による幻想的な源氏物語の世界を感じていただけましたら幸いです。