８月に入りました！暑い日々が続きますね。
さて、７月２５日 「邦楽・夢コンサート」のプレイベント＜賢治リーディングClub＞５回目が終了しましたご参加下さいました皆様ありがとうございました。
３月から毎月１回、賢治作品を一つを取り上げてを朗読するワークショップ、「語りと音楽のワークショップ」を開催してきました。皆さんの自由で、個性的な味わいある朗読に合わせて、箏や三味線とのコラボもありました。プレイベントに参加いただいた方は総勢３０名。いろいろな方と楽しい時間を共有することができて本当に嬉しかったです。これからも賢治の童話はまだまだあります。声に出して読む＜賢治リーディングClub＞はこれからも続けていきたいなと思っております。

 




さて、翌日２６日新作「かしわばやしの夜」のリハーサルが始まりました。
１０時から１７時まで、キッチリ練習。３５分越えの大作になりました。

「かしわばやしの夜」のあらすじは、
農夫の清作が日暮れの柏林で奇妙な絵描きと出会います。柏の木大王に「夏の踊りの第三夜」に招待されたという絵描きに連れられて清作は林の中に入っていきます。林の中へ案内された清作でしたが、柏の木たちからは招かれざる客として歓迎されません。木こりの清作と柏の木たちと「酒を買え」「買わない」と押し問答から、柏の木たちの奇妙な歌合戦がはじまります。やがてフクロウたちもやってきて、柏の木たちとの陽気で不思議な宴会が始まります。


新作語り音楽「かしわばやしの夜」は、私が音楽台本構成し歌をメインに作曲、藤原道山さんの素晴らしい編作曲が加わり、歌と語り、邦楽器の魅力をたっぷりと感じながら、賢治の作品のコミカルな部分、ファンタジックな世界を堪能いただける作品になりました。
登場人物の絵描き役と、柏の木たち、フクロウ、そしてナレーション、歌と筝の弾き語りで大変な大役ですが、清作役の声楽家田中誠さんとの息もぴったり、丁々発止で掛け合います。
賢治さんは洋楽が大好きだったようですが、和楽器で聞く賢治の世界もいいものですよ！！

素敵な演奏者とともに、さらに完成度を高めて、みなさまのお越しをお待ちしています。