夏と言えば、蝉の声。
でも我が家の近くでは、さっぱり聞きませんね〜。
暑すぎるから???

夏にはどこでも聞こえていた蝉の声。夏休み、よく庭の木に飛んできたツクツクボウシのなく声を何気なく数えていたっけ。夕立の後の蜩(ひぐらし)のなく声にはちょっとセンチメンタルな気分になったなあ。なぜこの近くにいないのかしら。確かに木立は少ないようですが、、、農薬などの影響でしょうか。高速ICやPA、むしろ東京に行った時の方がよく耳にしますね。

中能島欣一先生の「ひぐらし」という曲は、山田流では大変ポピュラーな曲です。伊香保に遊んだ時の夕立のあとに聞いた蜩の声を思い出し曲にしたといいます。
「ひぐらし」に子供時代の思い出が重なります。

祖母の湯治場であった四万温泉「積善」。私たち孫たちも遊びにいっては毎年夏休みを過ごしました。とくに最上階の方にあった「山荘」と呼ばれた、趣ある部屋で過ごした夏が今もなお、懐かしく思い出されます。
昼間は、旅館の前を流れる川の音を聞きながら、町営プールへいって、帰り道でいただく心太は最高においしかった!時には裏山へ行って、かくれんぼをしたり、探検ごっこをしたり。お昼はたしか「みんみん」と言う名のラーメン屋さんだったな。遊び疲れて一眠りをすればもう夕暮れ。雨。部屋から眺める夕立の風情、雨の音、木立に囲まれて少々薄暗い部屋。やがて聞こえる蜩の声。
夜は小さな温泉街の遊技場へ行って、スマートボール。一個ずつ大事に玉を入れて、時間をかけて楽しむ。時々お店のオバちゃんがおまけの玉を流してくれるのがうれしくて。ああ、本当に楽しかったなあ。。

懐かしい子供時代の夏の思い出があるって本当に幸せなことね。
娘にとってもそんな夏の日の思い出が作れているといいなあ。