昨年の新春コンサートで大変好評だった、泉鏡花原作の「雛がたり」を東京で再演することになりました

下野戸亜弓 紀尾井ホールコンサートチラシ


「邦楽と語りの世界〜泉鏡花をきく〜」
3月31日(月)午後2時半開演、会場・紀尾井小ホール、
平日ですが、昼公演のみです

共演者は、鶴澤津賀寿さん(太棹三味線)、堅田喜三代さん(小鼓)、 鳳聲千晴さん(笛)です。
今となっては古典になりつつある泉鏡花の作品。あまり手に取る事のなり鏡花の作品ですが、「雛がたり」をきっかけに興味が増し、その大文豪ぶりは先日の神奈川文学館で開催されていた泉鏡花展で再認識しました!
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鏡花作品の中でも『雛がたり』 は小品ですが、ひな祭りの頃にぜひ一度はふれてほしい作品です。鏡花の根底にある母への思慕、ひな祭りに因んだ思い出が非常に美しい文体に綴られ、鏡花独特の現実と過去とが交錯する幻想的な不思議な雰囲気を醸しています。


作品の中にもあるように金沢のひな祭りは当時、4月の旧暦の頃に行われたようですから、お節句には少し遅めですが、桜の花も美しい頃となるでしょう。どうぞ、お花見がてらお出かけ下さい。

今回は、法政大学文学部日本文学科教授の中丸宣明先生にご出演いただき、鏡花作品についてのお話を伺いたいと思います。またより鏡花作品を楽しんでいただけるように、鏡花と邦楽作品についても対談させていただきたいと思っております。

演奏曲目は、「万歳」「黒髪」と、鏡花の詩による新作「ゆふ月」もお聴きいただきます

チケット 3000円 (学生 2000円)
チケット取扱  紀尾井チケットセンター(TEL 03-3237-0061 )   
1月9日、本日前売開始です

下野戸亜弓HPからもご予約承ります。

みなさまのお越しをお待ちしております