26日の新春コンサートが無事に終了しました
ご来場くださいました皆様、ありがとうございました
日曜日は本当に春みたいにあたたかく穏やかで、朝美容院でセットしながら、こんなに春めくと外出したい気分になるなあ〜、今日はお客様どうかな〜、などと窓から見える白梅をみながらまったりと思っていました。みんな同じになったのでしょうか。当日券は普段あまりでない新春コンサートなんですけど、この日はいつになく当日になって行ってみようかな!って思われた方が多かったのか、お天気も味方してくれて、大勢のお客様がご来場くださって、にぎやかにとてもいい雰囲気で今年も終えることができて本当にうれしくホッとしました。

今回はテノールの田中誠先生とのコラボを試みながら、古典から新作まで美しい日本の歌を和の調べにのせてじっくりと聞いていただき、言葉のうつくしさや、日本の情景や情感、美意識のようなものを、邦楽の箏歌と声楽家との接点から見えてくる新しい可能性のようなものをふんわりと、新春コンサートの中に感じていただきたいなと思っておりました。


「乱輪舌」の箏独奏から、
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「那須野」は山田流箏曲として有名な作品ですが今回は三絃独奏で弾き歌いで箏歌をたっぷりとお聞きいただきました。
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新作「春によせて〜古今和歌集より〜」も無事初演を迎えることが出来ました。田中先生のまろやかな歌声に助けられて、5歌それぞれの大変評判よくホッとしました。各歌調弦が異なり、曲調がちがうことでそれぞれの歌の特徴を出しています。この調弦替え結構大変なんですが、いい作品がまた一つ出来上がってよかったです。これから再演を重ねてさらに練っていきたいと思います。

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「年の三年を待ちわびて」は作曲家田丸彩和子先生もご来場くださりました。
箏弾き歌いでの箏歌と語りによる「伊勢物語」、再演3回目となり、かなり自分の中に入ってきたように感じます。とてもいい曲です
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箏とテノールの「紅梅」は、ピアノ伴奏を箏に変えて、「万葉の恋歌」は男声と、女声との相聞歌の形で初上演。
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最後は昨年の「かしわばやしの夜」から2曲をデユオで。
お客様にも手拍子をいただいて、最後の「副官と大王の祭り歌」を盛り上げていただきました。

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アンケートに皆さん、沢山のコメントよせていただき、みなさんも私の意図しているところを良く感じ取ってくださり、大変喜んでいただけたことを実感して嬉しかったです。
たっぷり2時間近いコンサートに、その後のパーテイも和やかで楽しい交流会となりました。
来年も大勢の皆さまのお越しをお待ちしています!!

スタッフのみなさまも最後まで立ちっぱなしでお疲れ様でした。
最後に後援会スタッフとともにみんなで記念撮影。
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