「廣瀬量平作品連続演奏会Ⅴ」最終回が19日けやきホールで開催され、無事終了致しました。
ご来場いただきました皆様、有難うございました。そして実行委員の先生方、出演者のみなさまお疲れさまでした。
これまで、3回の演奏会を客席から聴いてきましたが、今回は出演者という立場で、「古代歌謡による三つの歌」と、「夢十夜」という 廣瀬作品の大曲に演奏者として参加させていただき、あらためてこの演奏会の企画の意図、意義、その意味の大きさを思い知りました。

現代作品の多くが再演されずにいつしか埋もれてしまうのが常ですが、作品と演奏者との運命的な出会い、新しい息吹により作品はさらに進化し、譜面はいずれ確立され、さまざまな音源が未来へのさらなる可能性となって、いずれは月日を経て引き継がれる古典となりうるかもしれません。埋もれてしまうのはもったいない作品はたくさんあるはずです。
演奏者もまた良き作品、自分とマッチする運命的な出会いを求めています。それは一つに挑戦でもあるわけですが。。

私にとっての「古代歌謡による三つの歌」は楽譜を手にした時に、亡き長廣先生への想いが重なり、その重責の重さをひしひしと感じましたが、角田眞美さん、望月晴美ちゃんという素敵な共演者とともに作品を作り上げていくことは楽しかったし、自分なりに研究する中に、この作品を廣瀬先生ご自身とのやり取りの中で再演をなさってきた友渕のりえ先生や、あこがれの野坂操寿先生から、惜しみないアドバイスをいただけた事は本当に有り難いことです。本番の皆さんからのご感想も良く、ホッとしました。と同時にとてもよい作品に出会えた事をうれしく思います。

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「夢十夜」も普段ご一緒した事のない演奏家のみなさんとご一緒させていただき、これもまた緊張もしましたが、楽しかったです。深海さとみ先生、同じパートでお世話になりました〜!

打ち上げは和気あいあいと
素晴らしい作品との出会いと、人とのご縁に感謝して、、

打ち上げスナップ・・
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あこがれの先生方と。。