とうとう梅雨入りとか。暑いのも嫌だけど、ジメジメはもっといやですね。
今月27日金曜日、浅草公会堂で箏曲新潮会定期演奏会がございます!
東京芸大の山田流箏曲専攻卒業生による同人の会です。

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今回私が出演しますのは、杵屋正邦先生の作品で「月の絵島」。
昭和36年に花柳茂香氏の委嘱で、新橋演舞場で初演されていますから、おそらく新作舞踊曲として上演されたのかと思います。


絵島(江島ともかく)といえば、あの絵島生島事件の絵島です。
映画「大奥」の題材ともなった実話ですね。
絵島は大奥の大年寄の立場にありながら、月光院の名代として墓参り後、歌舞伎見物し、生島ら役者たちを招き遊興。門限に遅れた絵島は密会を疑われ、処罰を受けます。約1400名が処罰されて大奥大改革のために画策されてものともいわれていますが、絵島も生島も島流しの刑に処せられます。
参考→絵島生島事件

「月の絵島」はその事件後に高遠へ幽閉された絵島の心境を歌います。
参考→絵島の生涯と蓮華寺


絵島の悲しみと生島への断ち切れない想いを香取仙之助が作詞し、歌と三絃、笛で詠います。
共演は、三絃・三古谷裕さん、笛・藤舎理生さんです。私は歌を歌わせていただきます。
お時間ございましたら、ぜひお出かけ下さいませ。
チケットのご用命もHPより承ります!!